Sunday, August 24, 2014

Peter Beets trio

先週、オランダ人のジャズピアニストのPeter Beets trio のライブに行ってきた。
もう10年以上前に友人に勧めらてアルバムを聴いて以来ずっと変わらずお気に入りのピアニストだ。
彼のNYtrio page2のCDの音楽を聴くとやっぱりジャズはブルースだなと思わされる一方でジャズらしくもありクラシックの様な美しいハーモニーや完璧とも言えるブルース、ビバップフレーズのテクニックに魅了される。そしてナイスなアレンジばかりで凄い内容だなとつくずく思う。なんだか評論家みたいになってしまったが、ライブは彼自身がオスカーピーターソンのトリビュートアルバムを出した所でその為のライブのような感じだった。彼自身はクリーム色のスーツを着こなしヨーロピアンイケメンピアニスト、マダムキラーと言った感じだった。ピアノはグランドピアノだったが手入れもあまりされていないので、鍵盤も重く、弾けば弾く程ホコリが舞いそうだよ〜とフゥーっとピアノのホコリを吹く真似をしてお客さんを笑わせていた。曲目はオスカーピーターソンの曲やショパンのジャズアレンジの曲などで熱心に解説していた。
演奏は完璧主義ともいえるような、誰もがあんな早いテンポできっちりと歌うように流されず弾けたらと思わせるような凄い技術を持った数少ないピアニストだった。

ライブはオランダ系アメリカ人の会員制クラブの集まりの様な感じで高級なサロンのような部屋でソファーが幾つも置いてあった。ゆったり落ち着いたサロンでワインを片手にジャズを聴くという感じでこれがヨーロッパという感じなのかと思った。
またこのライブもたった10ドルで聴けるのが良い。が、しかしインターネットのライブの情報が正しくなく到着したときにはすでに半分終わっていた。さすがこのいい加減さもアメリカ。
この日は、自分の音楽のルーツやレパートリーをしっかり持つ事はとても大切だなと思った。