今まで毎学期とっていたプライベートレッスンの教授のコンサートに行ってきました。
ジョアン先生はこの7月で72歳なったばかり。でも気持ちや感覚がすごく若いんです、演奏もあり得ないくらいパワフルでまるで若い黒人男性のようでビックリします。逆に心配になるくらい。
NYジャズ界では重鎮人物という感じです。ジャズクラブでも"living legend"という風に
広告されていました。
長いキャリアで今まで培って来た彼女の演奏は彼女の歴史そのもので、一音一音、ひとフレーズ、間や一瞬の判断、アイデアなど全てに今までの経験や過ごして来た時間を背負っている様な、色んなものが凝縮されている感じがして、ものすごい存在感でまさにjazz legendという感じでした。何を弾いてもどう弾いても転びようがなく、彼女のスタイルが確立されきっていて、円熟のプレーとはこの事だと思いました。
共演していたミュージシャンも一流の売れっ子ばかりなんですが、なぜか今回はすごいテクニックや表現なのにキャリアの違いからか、プレー自体がすこし軽く感じてしまいました。生徒たちと先生といった、それくらい隔たりを感じてしまいました。もちろん彼女の曲を主にやっていたのもあるのですが、難しいアレンジやキメ、メロディーが多いですし、みんな難しそうな顔してたし。でもスタンダードもたくさんしてました。
そうこうしてるとライブ中...いきなりソロピアノが始まりました。(ジョアンのソロピアノは定評があるんです。)
と思っていたら、聴き覚えのあるメロディー。。。
それは実は、僕が彼女から教わって一番苦労して仕上げた一番思いで深い曲『Sophisticated lady』を僕の為に弾いてくれたんです!!思わず演奏中、涙が止まらなくなりました。すぐ後にMCで『この曲を弾いたのは少しストーリーがあります、この夏私の教え子でバークリーを卒業した生徒がいまして、この曲をちょうど教えていたのを思い出しまして。。。HIROSHIあなたのことよーーーー!!!』みたいな事を言ってくれて、超サプライズされて一生の思い出に残る1曲になりました。
その後お礼しに行ったら、『次の曲何弾くか忘れちゃってあの曲弾いた』とか、照れなのか本当なのかわからない事言ってました。
ジョアンらしいです。
その前日も前回履修していたアンサンブルの先生のライブに行ってきました。めちゃかっこ良かった!!アレンジ最高、ドラム最高、ピアノはお気に入りのピアニストだし、うわさの日本人のベーシストも頑張っていた。
今回darrenのはからいでPianistのGeraldと少し話す事が出来ました。『あなたは私のアイドル的ピアニストです!』、『たまにソロの内容をコピーしてます』って言ったら、『Oh~勘弁してくれよ。』的な感じのニュアンスだった。『インプロは間違いだらけだからやめてくれよぉ』って感じで言われました。(アイドルとは言いい過ぎた、、、でもあんなにすごいのにどこまでいっても間違えだらけとか思うんだなぁ、と思った。)
その後、smallsにセッションしに行ったんですが、みんなすご過ぎて、リアルブックなんて絶対見ないし持ってもないし。その場で曲決めるし。ただ観ていただけで帰って来てしまいました。次回は絶対に参加してやる!と決意を新たに。NY引っ越したら、毎晩行くくらいのつもりです。入場料タダだったし。。。
てか足がパンパンで痛過ぎて歩けないです。おやすみーー。
4 comments:
ひろしー すごいな元気かな あいたいぜー
グっさん、
もうboston暇だよー、遊んで☆よ。
スコップ持って行くわ。前の晩にしっかり三つ編みして寝とくように!そんで朝しっかりウェーブになってるとかな。
あー 毛えきってん オカッパ
もうコケシ 引越しはいつやさ もうじきやろ?最近テノリオン買うたでー
テノリオンええな!ええのん作れそう、やし楽しそう。シアトルのライブ行ったバンド思い出すわぁ。それ使ってるのか知らんけど。
そう、もうすぐ来月半ば引っ越す。国際運転免許期限切れでこっちで免許採ってからでないと引っ越されへんねん。
またNYおいでよー。来ちゃいなよぉ。飛行機で1便。次は一人暮らしやし。
正月また帰るけどねぇ。
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